「No MSG」を掲げたこの北海道海鮮塩湯麺。「No MSG」とは、化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)を使用していないということ。実はこの「No MSG」、生ラーメン商品業界の中では非常に珍しく、画期的なことなのです。
化学調味料を使えば簡単に表現することが出来る「旨味」。
しかし、石井シェフは自身の料理人としての経験値とプライドに懸けて、化学調味料を使わない商品開発に踏み切りました。その理由は、「たくさんの人に、美味しく安全な北海道食材の味を知ってもらいたい」から。石井シェフは「北海道の力」を信じ、それをさらに広めたいと常に考えています。その想いを形にするべく、化学調味料を使わず、北海道食材の力強さや豊かな味わいを閉じ込めた「湯麺」の開発が始まったのです。
石井シェフの作る海鮮湯麺は、ハッとするほど海鮮の旨味がつまった、滋味豊かな優しい味わい。この感動をそのままパッケージ化する為に、試行錯誤の日々が続きました。
湯(スープ)は、北海道産のホタテをベースに、魚介や野菜、しいたけなどを使ったダシもたっぷりと。深みのある海鮮の香りも大きなポイントです。こうして細部までこだわりぬいて完成した湯(スープ)は、まさに北海道の海鮮の力強さと優しさ、味わい深さを表現したものとなりました。
石井シェフは北海道産小麦を使用した細麺にもこだわります。繊細な湯(スープ)との見事な調和を生むために、妥協は出来ません。すべては「北海道」の美味しいひと皿を、もっとたくさんの人に味わってもらうため。製麺会社と打合せを重ね、何度も作り直してもらいました。
こうしてたくさんの困難を乗り越え、完成した「北海道海鮮塩湯麺」。
トロッとした湯(スープ)が絡んだ細麺をひとくち食べた瞬間に広がる、豊かな海鮮の味わい。ひとつの鍋で、だれでも簡単に作れることにもこだわりました。
「もっとたくさんの人に、北海道食材の美味しさがつまったシェフのひと皿を」
この湯麺を口にすればきっと、石井シェフの熱い想いを感じていただけるはずです。
北海道で生まれ育った料理人として、北海道の優良なる大地が育む山の幸、海の幸、春夏秋冬と季節感を上手に取り込み、地産地消をコンセプトにした、生産者と消費者を有機的につなげていくことを信条に料理を提供。医食同源(薬食同源)、陰陽五行の思想を取り込みながら、中国料理人ならではの料理コンセプトを展開。ホテル料理長を歴任後、 2010年にオーナーシェフとして「中国菜家 季璃香」を札幌大通にオープン。